花粉症の予防法

花粉症は一度なってしまうと、治らない病気とも言われています。
実際にはしっかり予防と対策をすれば治るとも言えるのですが、そこまで到達できる人はなかなかいません。
そこで、ここでは花粉症の予防法を解説します。
花粉症の対策の中でも、重要となるのが「そもそも花粉症にならないようにする」ということです。
予防こそが最大の対策になるということを頭に入れておくことが必要となるでしょう。

まず、花粉症のメカニズムについて知っておくことが重要です。
花粉症はアレルギーの一種であり、花粉が一定量体内に侵入することによって発症します。
身体は体内に侵入してきた花粉を異分子と判断し、体外に排出しようとするのです。
その結果、過剰に身体が反応した結果、咳やくしゃみ、鼻水や涙のような症状として出てくるのです。
あれは花粉を身体から出そうとしている防衛本能とも言えるでしょう。
つまり、花粉症の予防で重要なのは、花粉を体内に侵入させないということです。
花粉が舞う季節になったら、マスクをして体内に侵入しないようにしましょう。

ただ、マスクだけでは不十分です。
マスクは隙間ができるものもあるし、実際には万能とは言えません。
もちろん、マスクすることである程度の花粉をブロックできますし、口や喉の乾燥を防いで花粉の侵入も防ぐことに役立ちます。
しかし、それ以上に重要となってくるのが、手洗いとうがいです。
花粉症の場合も手や口に花粉が付着していることがあるので、しっかり手洗いとうがいをしましょう。
ただ、手や口だけではなく、花粉は目などにも付着していることがあるので、目薬なども常に持っておくと安心です。
薬局やドラッグストアで自分に合うものを見つけておきましょう。

また、花粉の場合は衣服に付着していて、そのまま建物に入ってしまうこともあります。
そのため、自宅はもちろん、会社や学校などの建物に入る場合には、花粉をしっかりと拭き取っておくことが重要です。
もちろん、なかなか毎回できることではありませんが、ウェットティッシュなどを使って衣服を拭き取るだけでも、意外と花粉症予防となります。
予防法としては、他にも洗濯の頻度を早めたりすることなども効果的です。

花粉症は一度なってしまうと、毎年のように症状が出てくることもあります。
こればかりは、自分で予防法を見つけて対処していくことが必要となるのではないでしょうか。
実際に予防しておけば花粉症もしっかり対策できるので、そこは妥協しないようにしてください。