プール熱とは
プール熱とは通称で、正式には咽頭結膜熱といいます。
アデノウイルスが原因の病気で、症状は高熱、目の充血、喉の痛みです。
1週間ほど症状が続き、食欲不振が起こることもあります。
風邪よりも重い病気に感じられるかもしれません。
プールの水を介して感染が広がることがあるため、プール熱と呼ばれます。
プール熱の予防法は?
アデノウイルスは感染力が強いため、患者との接触に注意することが予防になります。
まずは患者が出す飛沫や、それがついた手指などを介して感染する可能性があるため、患者もその周りにいる人もしっかり手洗いやうがい、消毒をすることが大事です。
タオルの共有などでも感染するため、家族にプール熱の患者が現れたらタオルは別に分けておくといいでしょう。
咳、くしゃみ、目やになどを介しても感染するため、これらを拭きとるときにはなるべくティッシュを使用するのがおすすめです。
タオルやハンカチを使うと感染が起こる可能性があります。
感染源となるものはなるべく使い捨てていき、使用後のティッシュなどを捨てるときも素手でなるべく触らないように注意しましょう。
もし触ったときはすぐに石鹸やソープで洗い、消毒もしておくといいです。
このようにプール熱はかなり感染力が強いですから、近くに患者が出たときは接触に注意すること、接触したときはしっかり手指を洗って消毒することが大事です。
水を介した感染の予防法
プール熱という名前の通り、水を介して感染するため、これを避けたいならまずしっかりプールを消毒することが大事です。
これは幼稚園や保育園、学校にお願いしないといけませんから、気になるときは相談しておきましょう。
自衛策として取れるのは、プールから上がったあとにシャワーをよく浴びること、目をよく洗うこと、うがいすることなどです。
自宅でもお風呂に湯船を張っているなら、それを介して感染する可能性があります。
家族にプール熱の患者が出たなら、患者は最後に入浴するのがおすすめです。
最初に入ってしまうとその湯舟を介してあとから入った家族に感染する場合もありますから注意してください。
症状が落ち着いたあとも注意を
アデノウイルスは症状が落ち着いたあともしばらくは患者から出続けます。
治ったかなと思ったあとも感染拡大には十分気をつけてください。
喉から出るウイルスは約2週間、便からは約1か月出るといわれています。
近くにプール熱の患者が出たらしばらくは感染拡大を防ぐため、双方ともに予防に注意することが大事です。