鼻づまりの予防と治療
鼻づまりが起こると呼吸がしづらくて集中力が下がる、鼻声になるなど日常生活では不便なことも多いですし、症状がひどくなると慢性化する恐れもあります。
そのようなときは耳鼻科で治療できますが、できればそうなる前に予防したいところでしょう。
おすすめの予防法のほか、耳鼻科での治療法についてもご紹介しましょう。
鼻づまりを防ぐには
鼻づまりの原因はたくさんあり、そのすべてを予防するのは難しいですが、主要な原因の予防ができれば鼻づまりが起きにくくなるでしょう。
まずご紹介する原因は副鼻腔炎です。
鼻の奥で炎症が起こっており、これが原因で鼻づまりが起こります。
この副鼻腔炎が起こるきっかけになりやすいのが風邪ですから、まずは風邪予防を心がけてください。
ちなみに鼻づまりは風邪の症状として起こることも多いですよね。
その意味でも風邪予防は大事です。
これにより副鼻腔炎になる可能性も下げられ、鼻づまりが起きにくくなります。
風邪の予防法としては体を疲れさせないこと、食事や睡眠をきちんととること、体を冷やさないこと、暴飲暴食を避けることなど、健康的な生活を心がけることです。
さらに手洗いうがいなども風邪予防としては効果的です。
これらを習慣にすると風邪をひきにくくなり、鼻づまりも起きにくくなるでしょう。
もう一つ、鼻づまりの原因となりやすいのはアレルギーです。
花粉症で鼻がつまることは多いですよね。
これを予防するにはどうしたらいいかというと、まず自分のアレルギーを調べ、アレルゲンをできるだけ避けることが大事です。
イヌ、ネコが原因ならなるべく近づかないように注意してください。
ダニやハウスダストは完全に避けるのは難しいですが、こまめな掃除、空気清浄機の使用、絨毯など布製品をなるべく置かないなどすることで予防ができます。
花粉の場合は避けるのが非常に難しいため、アレルゲンとなる花粉の種類を把握しておき、その花粉が飛び始める時期にはマスクの着用、換気や洗濯物の外干しを控えるなどするといいです。
また、その花粉が飛んで症状が出る前からアレルギーの治療を開始すると症状が軽くなる場合があり、鼻づまりをなるべく予防できます。
鼻づまりの治療について
予防を心がけても鼻づまりが起こることはあります。
このときは耳鼻科を受診してください。
鼻の専門医が必要に応じて機器も使いつつ鼻の状態を確認します。
今起きている鼻づまりの診断と、適切な薬の処方等をしてもらえますから、あとはそれを医師の指示通りに飲むなどすると鼻づまりが改善することが多いです。
なお、具体的な治療方法は症状によって変わりますし、患者によって調整もされますから、必ず診察を受けた医師の指示に従ってください。